不要品一掃月間

Pマークの更新作業も一段落したということで、改めて社内でもう使われていないマシンを処分することにしました。会社設立当初はがんばってくれたマ シンも、最近は電源をオンにすることも滅多にありません。30年たったらきっとこれは名機と言われるに違いないと思いつつも、断腸の思いで廃棄することに しました。

  • Sun Blade 100
  • Dell OptiPlex 780
  • Satellite J11
  • Let’s Note

 

お疲れ様でした!

これでオフィス内もすっきりです。

Google I/O 2012 に行ってきました

6月最終週に、サンフランシスコで開催された、Google I/O 2012 に参加してきました。 今回は3日間に延長です。

イベント初日は、Android が中心のキーノートです。ここでは、いろいろ発表がありました。

  • Android 4.1 (Jelly Bean)(ソフトウェア)
  • Nexus 7 (tablet for Google play) まるで Kindle Fire(デバイス)
  • Nexus Q メディアプレイヤー。つまりは、テレビとオーディオ。まるでApple TV(デバイス)
  • Google+ Event(サービス)
  • Google Now(サービス) Personal アシスタンス。プロファイル、位置情報を使って、いろいろ教えてくれる
  • Google Glasse – 在米&I/O参加者はPre-order可能。1500ドル(高い!)(デバイス)

 

Google Glasse は派手なパフォーマンス付きで、メガネをかけた人間が空からスカイダイビングして会場の屋上に下りるというものでした。ダイブしている間、ネットが切れることがないことに疑問を感じつつも、それ以上にサンフランシスコのどまんなかに降りてくるダイバーの技術にむしろ感動してしまいました。

 

2日目キーノートは、昨年同様に、Chromeから始まります。正確には、前日のGoogle Glasses を引きずっていましたが(前日は、Vic のトークを遮るように、Sergey が割り込んできました。まあ、時間がおしていたのでしょうね)。

 

  • Google Compute Engine。IaaS にいよいよ進出です。
    • http://googledevelopers.blogspot.com/2012/06/google-compute-engine-computing-without.html
    • Preview も始まっています。一応、事前登録制(審査付き)
    • ハイパーバイザーはKVM のみ。Ubuntu と Cent OSをサポート。その他は考えていないみたい
    • 設定から起動までわずか2分
    • Keynote では、600Kコアを使ったゲノム解析のデモ。600Kコアを一般庶民が使うのか?という話もあるが。
  • Chrome が iPad/iPhone に対応。同期サービスもあり。これはすでにiTunes からダウンロードできますね。

 

さて、今年のおみやげは、Galaxy Nexus w/ Android 4.1、Nexus 7、Nexus Q+HDMIケーブル、Chromebox、そしてTシャツでした。デバイスばかりでバッグがいっぱいになってしまいました。

新メンバーの紹介

このたび、赤津都美子(あかつ とみこ)さんがボイスリサーチに入社されました。海外でのお仕事の経験もお持ちで、弊社にとって大変貴重な戦力です。みなさま、どうぞよろしくお願いします。

年頭にあたってのご挨拶

2012年 明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いします。

弊社ボイスリサーチも、この1月15日で創立10周年となります。

昨年12月に、これを記念して弊社のお客様にお集まり戴き、グランドアーク半蔵門にて10周年記念パーティを開催いたしました。多くの方からお祝いのお言葉を頂戴し、心より御礼を申し上げます。

 

ここまで来られたのもひとえに皆様方のお陰だと社員一同、思っております。

この10年、たくさんの方々に助けていただくことばかりでした。

誠に有難うございました。

さて、私の好きな言葉の1つに”湯(とう)の盤銘(ばんめい)に曰く 苟に日に新たなり日日に新たなり 又日に新たなりと”という有名な言葉があります。

この名言に従い、これからも社員ともども一所懸命頑張っていきますので、今後もボイスリサーチを何卒よろしくお願いいたします。

深田

学位(博士)授与のご報告

弊社取締役兼CTOの西村が、9月30日に電通大より博士(工学)の学位を授与されました。

  • 論題:階層プランニング技術を適用した適応型ソフトウェアの構築に関する研究
  • 著者:西村一彦
  • 授与大学:電気通信大学大学院
  • 学位:博士(工学)

西村は、2008年より、電通大大学院情報システム学研究科社会知能情報学専攻に在籍し、大須賀昭彦教授、田原康之准教授の指導のもと上記テーマにて研究活動を進めてきました。

今後は、この研究活動を通じて得られたさまざまな知見や工学的思考方法をもとに,有用なサービスの提供に尽力したいと考えております。

サポインの認定

6月10日、弊社は、「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」(中小ものづくり高度化法)に基づく特定研究開発等計画(第22回)の認定を受けました。

 

計画名称:「モデル駆動開発によるソフトウェア開発技術の高度化の研究開発」

技術分野:「組込みソフトウェア」

 

詳しくは、関東経済産業局のホームページをご覧ください。

BPM コンサルティングビジネス

弊社は、京都にあるBPM(Business Process Management)ソフトウェアの開発会社、株式会社クエステトラとBPMコンサルティングビジネスで提携をしております。

 

クエステトラ社の製品は、業務フロー全体を最適化するための技術およびツールであり、下記のコンサルティングサービスと連携することにより、お客様には業務最適化を行いながら継続的な業務改善をスムーズに導入、展開ができるようになります。

 

<コンサルティングメニュー>

  • BPM導入コンサルティングパック

お客様にインタビューを行い、業務の現状を整理し、導入すべきシステムの提案を行います。

  • BPM初期設定サービスパック

業務プロセス定義、組織、ユーザ情報登録などシステム利用に必要な初期設定を行います。

  • BPMサイクル支援パック

システム導入後に、業務実施状況を分析することで改善提案を行います。

 

 

BPM製品の導入や業務最適化を目指したいというお客様は、是非、弊社にご一報戴ければ幸いです。

Amazon のビジネスモデル

 先日、アマゾンジャパンの方のお話を聞く機会がありました。書籍ビジネスからはじまったアマゾンも現在ではいろいろな商材を扱っています。だいたい半年から1年の間に一つのカテゴリを増やしていくペースだそうです。

 

さて、その根底にあるビジネス戦略は、創業者のJeff Bezos氏が、とあるレストランのナプキンに書いたと言われるものです。

 

すでにいろいろなビジネス書籍で解説されていて、有名な図ですが、この図で重要な部分は「Sellers」です。アマゾンにとって、商材をいかに確保するかがビジネスの成否の鍵というわけです。

 

改めてこの図を見ると何もアマゾンに限らないことがわかります。Sellers を Inputs という言葉に置き換えるとわかります。良いインプットをたくさん得ることが結果的に成長につながるとわけです。そして、「Select」できるだけのイン プットをどうやって集めるかがポイントということになります。

 

普段の生活の中でも活かせそうなこのモデル。奥が深いと感じた次第です。

海外出張の小道具 - モバイルホットスポット

これまで米国の出張先でのネット接続は、空港などの公共機関で提供されるフリーのWiFi、あるいはホテルの有料サービス(一日あたり10ドルぐら いでしょうか)を使うことがほとんどでした。ただ、街中でちょっと調べ物をする、メールを見るなどいつでもどこでもネットに接続できたら便利だなと思い、 今回は、海外で使えるモバイルホットスポットをレンタルしてみました。

 

いろいろと調べてみて、Weekly Plan がある テレコムスクエアの サービスを利用することにしました。実際に借りたのは、「Verizon MiFi 2200」という機種。802.11b/gに対応し、同時接続デバイスが5台まで、バッテリー駆動時間は最大で4時間程度という仕様です。手続きはWeb から行え、羽田空港でピックアップ。ピックアップコーナーは出発ロビーの端です(返却先も同じです)。

サンフランシスコ空港で飛行機を下り、すぐにスイッチオン。数秒待った後、手元の携帯端末からすぐにネットに接続することができました。空港からホ テルまでは車の移動でしたが、特に切れることなく、快適にネットに接続することができました。車だけでなく、船の上、電車の中(地下鉄は試していません が)とほとんどの場所で利用可能でした。いつでもどこでもネット接続には欠かせない品でした。

 

ちなみに、今回の Google I/O 2011 では、参加者全員に 4G LTE モデルが 配布されました。しかも、3ヶ月間フリーで利用できるという特典付きです。バッテリーの持ちは良かったですが、レンタルしたものと比べて、実感できるほど のスピードの差はありませんでした。また、残念ながら日本では使えないので、現地の友人に引き継いでもらうことにしました。

 

 

 

Google I/O 2011 に参加

 5/10-11 にサンフランシスコで開催された「Google I/O 2011」というイベントに参加しました。このイベントは Google のテクノロジーを使う開発者をターゲットとした Google 主催としては最も大きな年次イベントです。会場の Moscone West には世界各地から 5,000名を超えるGeekが参加。今回はどんなサプライズがあるかと皆、わくわくしながら開場を待っていました。

今回のメインテーマは「Android」と「Chrome」。特にAndroidへの力の入れ方は会場レイアウトからもわかります。昨年は 2 階だけに集約されていた展示コーナーは、3階にも設けられ、その3階は黄緑一色でした。

 

初日のキーノートも、Android オンリーです。Momentum+Mobile+Moreをテーマにキーノートは進みました。

 

  • Momentum – Android がこの一年でどれだけ広まったかが、数字で並ぶ
  • Mobile – Honeycombのお話
  • More – 新しいサービス(ビデオ、音楽配信)、Accessory API 、Android@HOME、新しいガイドライン、リファレンスHWなど

Android@HOME は10数年前に Java が目指していたことに似ており、目新しさはあまり感じませんでした。ただ、明らかに違うのは、質と量。デバイスが高性能となり、できることも以前よりも格 段に違うことは明らかです。また、音楽配信は米国内限定のようで、こちらは、Apple、Amazon が先行しているので、どうやって巻き返すのかが大きな課題でしょう。

 

初日は、Android +アルファという内容でしたが、あまりにAndroidの印象が強く、正直なところ「Android」のイベント?と思われてもおかしくない内容でした。

 

さて、Google I/O というとサプライズがつきもの。昨年は、2 台の携帯端末でしたが、今年は、Samsung のGalaxy Tab 10.1。発表済みの製品ですが、米国での販売は6月ということで、いわゆる限定品です。iPad (iPad2ではなくて)よりも薄い、軽い、レスポンスも良いです。

2日目は Chrome Day。この日も朝から前の席を陣取ろうと朝早くから人が並んでいました。キーノート会場のスクリーンのバックグラウンドには、いつもの丸いロゴが出ています。

 

内容は、HTML5、Chrome Web Storeの話。Chrome Web Store は日本でも翌週に発表がされました。そして、

Angry Birds が Chrome 上でできる。。。と話が続きます。

 

ひと通りサービスの話が終わると、Chromebook の話題へ。Chromebook の試作品は以前に見せていただいたことがありますが、見た目はNotebookPCと全く変わりませんでした。まだ試作品だったとくこともあり、何かもっ さりとしていましたが、今回正式に製品となることがアナウンスされました。Acer と Samsung が製品を提供し、6/15 に一部の国で販売が始まります。価格は、$429(WiFi) – $499(3G)(Samsung の場合)。(参考:http://japanese.engadget.com/2011/05/12/google-chromebook/)

 

また、Chromebook は企業向けに月額$28で、教育機関向けに$20でのリースモデルもあります。シンクライアントでは運用の手間が軽減するという点が長所として取り上げら れていますが、結局のところ、管理サーバが必要となるため、限られた使い方しかできません。しかし、Chromebook はネットに接続できればどこででも利用できますし、そもそも、管理サーバが Google そのものなので、自前で用意する必要もありません。コストという面でも、大学で3年使うと1台あたり、$720ドル(約6万円)。Windows PCを1台買うのと同じぐらいで手に入ります。端末のメンテナンスは不要ですし、使えるサービスも十分にそろっています。

 

さて、Chromebook の話もそろそろまとめに入ると、スピーカから突然「どうして君たちはここにいるんだい?」という一言が。これで会場内がざわつき始めました。次なるサプラ イズがあったのです。Chromebook を参加者全員に配布すると!というサプライズです。ただ、残念ながら、その場でもらえるのではなくて後で連絡するよというものでしたが。

 

この他、いくつかのセッション、展示会場などをまわりましたが、今年はテーマを絞り込んだというせいもあってか、セッション会場の混雑度はかなりば らつきがあったように思えます。Android はどこも満員御礼のようでした(おみやげが拍車をかけたようですが)。一方で、今回 Social 系のものはほとんどありませんでした。また、Cloud 系も一括りにされてしまった感は否めません。

昨年、初めて来た時と比べると、今年のGoogle I/O はややおとなしかったかなという印象です(ただ、今後初めての印象を超えるのはそうはないでしょうが)。